この1、2ヶ月、ミャンマーの若者たちのSNSをにぎわすカフェがある。
その名も「フリーダムカフェ」。
様々なブランド猫、常時25匹がお客さまをお出迎えする、ヤンゴン初の本格的猫カフェだ。
「フリーダムカフェ」があるのは、若者に人気のショッピング&デートエリアのひとつであるミニゴン交差点から歩いて15分ほど。
元は庶民的な住宅街だったが、ここ数年の開発ブームで繁華街の周縁が広がった地域。
昨年人気を博したルーフトップバー「アトラス」も同じ通りにある。
1階は普通のカフェで終日営業。
全部で25匹の猫がいる2階は午後のみの営業で、午前中は2階へ客を入れず、猫たちを休ませている。
現在、人気がヒート気味で土日はたいへん混雑するため、猫があまり疲れないよう完全予約制にし、入場者数を調整している。
料金体系は入場料制で、2階へは5,000チャット(約410円)必要。
飲み物は頼んでも頼まなくてもよく、猫用のおやつがひとつ1,000チャット(約80円)で買え、あちこちに置いてある猫用玩具は自由に使ってよい。
オーナーのパールさんはミャンマー人だが、バンコク育ちの30歳。
バンコクでは2012年末頃から始まった猫カフェブームが現在も続いており、彼女はミャンマーでも、と考えて起業したという。
バンコクの猫カフェをいろいろ回り、今の1階と2階に分けるシステムを考えたという。
「猫が好きでないお客様にも来ていただきたかったので、フロアを分けました。猫たちはタイから輸入。タイへはロシアから来た猫が多いようです。ロシアからの猫には血統書付きの身元がちゃんとわかる子が多いんですよね。こちらへ連れて来るにも正規の方法で検疫も通過させています」。
ここの猫たちはとても人懐っこく、しっかり躾されている。
パールさんによると「オープンに先駆け1ヶ月間カフェで放し飼いにし、場所と人に慣れさせました」とのこと。
客には入室前に手洗いを義務付け、室内でも猫に備え付けのもの以外の餌をやらないようにとの注意書きをするなど、猫の健康にも気を配っている。
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