ー 新型コロナウイルスによる影響はいかがですか?
国内店舗においては、感染者多数の地域では比例して売上が下がっています。しかし、比較的感染が落ち着いている地域では、前年同月比100%以上を達成している店舗もあります。
また、バンコクは2020年3月末~6月末で1回目のロックダウンが行われましたが、5月3日からは感染対策をしっかり行った上で店内飲食が許可されました。店内飲食が禁止されていた期間は売上に多大な影響があり、特に初月はかなり下がりました。そこで冷凍カレーや自宅で簡単に調理できる商品の販売を始めたところ、徐々に売上が上がってきました。
ー どうしてそんなに即座に、自宅向け商品の販売に対応できたのですか?
以前より販売をスタートしたいと考えており、簡単に調理できる商品の開発を行っていたのです。完成間近だったことから、即座に対応することができました。鍋スープの素や冷凍カレー、ミートソース、生姜焼きなど、お客様のご自宅で簡単に調理するだけで食べられる日本の味を販売していました。おかげさまでお客様にご好評いただき、販売の継続はもちろん、新商品を日々開発しております。
国内では元々テイクアウトを行っていたのですが、あまり浸透していなかったためテイクアウト専用メニューを作成し、新聞広告やテレビのCM、当社のSNSにて大々的に告知しました。
ー 海外進出を検討している飲食店オーナーの方にアドバイスをいただけますか?
当社は銀行から資金調達をしていたため、現地に出向している銀行員の方から情報をいただいていました。
また、最近はTwitterをはじめとしたSNSでも、日本人のリアルな反応など有益な情報をリアルタイムで得ることができます。進出する際は、タイ在住日本人の方のSNSをチェックすることも重要です。
ー 現在の店舗について教えてください。
焼肉・冷麺ヤマトを日本では岩手県、宮城県に13店舗、海外ではタイのバンコクに1店舗展開しております。
ー 今後の展開は?
国内に関しては、出店の打診をいただいている地域が多数あるので、立地、人の流れを十分に調査して慎重に検討していきたいと思っています。海外は、当面店舗を増やす計画はありません。現在、バンコクの飲食店や食品メーカーと協力して加工済の精肉、スープなどのOEM(※2)商品の開発、販売を行っているため、その分野で売上を伸ばし、既存のバンコク店の知名度を上げたいです。そうすることで、次の出店に繋げられると考えています。
(※2)他社ブランドの製品を製造すること。
ー 最後に「夢」は何ですか?
当社は「食を通じて社会に貢献していく」ことをビジョンに掲げています。コロナ禍の現在は、自宅で過ごす時間が増えた消費者のためにも、国内では通販事業をさらに伸ばしていこうと考えています。新商品の開発を含め、現在通販事業全体の売上を伸ばすべく大幅な事業改革を行っています。
店舗名 | 焼肉・冷麺ヤマト バンコク店 |
---|---|
業態 | 焼肉店 |
店舗住所 | 45 Soi, Sukhumvit 49, Klongton nua, Wattana, Bangkok |
電話番号 | +66 94 057 7168 |
営業時間 | 9:00~20:00(L.O.19:30) |
URL | https://www.facebook.com/yamatobkk/ |
MAP | |
備考 | 総店舗数 国内13店舗 海外 タイ1店舗 |
メインメニュー
教えてASEANコラム
お問い合わせ
人気記事ランキング
新着記事
国別で記事を探す
おすすめキーワードで記事を探す
ライター紹介