ホーム >  ミャンマー > 【ミャンマー】ミャンマーでフェアトレードビジネスを手掛ける熱い想いを持つ女性起業家に聞いた

【ミャンマー】ミャンマーでフェアトレードビジネスを手掛ける熱い想いを持つ女性起業家に聞いた

LINEで送る
Pocket

ミャンマー・ヤンゴンで日本人女性二人が、ミャンマーの古き良き伝統的織物をベースにしたフェアトレードビジネス「moringa」プロジェクトを立ち上げた。

71748319-6A31-40B1-AA1C-73C6A0B3CA6F

moringa」代表的なバッグ

ミャンマーは135以上の異なる民族が存在する。
そしてその民族ごとに異なる織物が存在するのだが、その織物をスタイリストの今野さんと、十数年にわたりNGOの一員としてミャンマーで活動する水口さんが最新トレンドに合わせたバッグとして商品化したところから、このプロジェクトはスタートした。

今回、そのプロジェクトの共同代表である今野さんにミャンマーでビジネスを立ち上げた目標や苦労などをインタビューしてみた。

content_38918b3d1f34be094596776536239779d7dd937b-1

ひとつひとつ丁寧に作り上げている

問:「moringa」プロジェクトのコンセプトと商品について教えてください。

今野さん:一言でいうと「ミャンマーのテキスタイルを世界に」というイメージです。

ミャンマー民族の伝統的な布は、民族によって異なる色と柄が組み合わさりここにしかない魅力に溢れています。
しかしほぼロンジー(ミャンマーの伝統的な洋服)用と用途が限られており、世界的に認知度がありませんでした。
また経済発展に伴い、海外からの安価な商品に押され、伝統的な織物は衰退する地域もあり品質も悪くなっています。

「こんな素敵な文化をなんとか残したい」——私たちはこのミャンマーの財産を使って
「ミャンマー人の、ミャンマー人による誇れるものづくりをしたい!」と考えました。
商品化については、いろいろ考え、模索したのですが、最終的にその魅力を最大限に引き出せる「バッグ」という形に行き着きました。

https://readyfor.jp/projects/13629(詳しくはこちらを参照ください)

24FAD442-8A6E-428A-8938-35BE51A42BC8

moringa」の美しい商品たち

問:当初ビジネスとしてイメージしていたことと、現実のギャップはありましたか?

今野さん:ミャンマーの方が考えるクオリティと、自分の考えるクオリティとの大きな差がありました。
今までの皆が思う「アジア雑貨=低品質=安価」というイメージを防ぐために、クオリティには大変気を使っています。

しかし、ミャンマーの方が考えるクオリティと私たちが思い描くものとの品質の差がとても大きく、きちんと説明したつもりでいてもなかなかその意図が伝わりません。
今は、その品質についての意識の差を埋めるのに苦労をしています。

また、私の今までの経験で、ここまで説明すれば大丈夫だと思うことも、想像よりも細かく言わないとうまく伝わらないということもわかってきました。
何度確認しても同じ間違いが繰り返され、一旦出来るようになっても、また出来なくなってしまったりすることも。
そのあたりの改善も試行錯誤中です。
どちらかに合わせるというよりも、お互いに歩み寄り、理解した上で商品を作りたいと思っているのですが、それを実践することの難しさを感じています。

問:商品自体について大変なことはありますか?

今野さん:品質管理が大変です。
湿度の高い国ですので、布や商品をカビないように、汚れないように管理することも想像以上に大変でした。

21DBA149-BC90-4C4F-96E8-C95724A9D346

ふたりの女性起業家

問:ビジネスを手がけて良かったことはなんですか?

今野さん:みんなで協力して、1つの商品を丁寧にきちんと作り上げることへの喜びが感じられるのがとても嬉しいですね。
また、それを手に取ってくださったお客様にも、同様に喜んでいただけた時も本当に嬉しいです。
プロジェクトを続けていく中で少しずつ協力してくださる方が増え、同じ志を持った方との交流やたくさんの素晴らしい出会いもありました。
これもビジネスを手がけて良かったことの一つです。

問:最終目標は何ですか?

今野さん:「moringa」をミャンマー発のオリジナルのテキスタイルブランドに育てることです。
それはミャンマーのテキスタイル業界をきちんと整備することは、国の誇りでもある布産業が発展していくことにもつながると思っています。

content_a7c26e802311ff8c78c72b8b1faff11180f4fae0

旧型のミシンを使用しているがとても丁寧に作っている

問:商品のアピールをしてください。

今野さん:「moringa」のバッグの色、柄は、世界中どこを探しても見つからないオリジナルのものです。
また、そんな伝統的なミャンマーの布を使いながら、デザインは都会のライフスタイルに違和感なく溶け込めるようにしています。
「伝統的な技術をベースにしながら、都会的なセンスがある」。
ここが一番の「moringa」の魅力だと思っています。

問:これからアジアでビジネスを興す方に向けて何かアドバイスはありますか?

今野さん:その土地の文化や歴史を学び、その国の考え方を尊重、理解しながら、でも寄り添い過ぎず進めていくことが大事なのかなぁ、と最近思います。
私自身がまだまだ勉強中です。

問:このプロジェクトを通じて伝えたいことは何ですか?

今野さん:グローバル化が進むにつれて独自の文化の継承が難しくなっていると感じます。
その国が長い間かけて築き上げてきた、その土地に根付いた文化を、商品を通して少しでも広めていけたらいいなと思います。

問:フェアトレードビジネスの理想と現実はありますか?

今野さん:いつも難しいなと思うのは、どうしても商品の販売価格が上がってしまうこと。
逆に言うと、購入していただく方に「少し値段が高くても良いものだから買いたい」と思っていただける商品のクオリティやデザインを保ち続けなければならないと思います。
そのバランスが取れたときに初めて「フェアトレード」が実現するのだと思うので。

以上、ありがとうございました。

0-ea-d2-60f6b829bb41b76a80807ef72a3afca2

moringa」店内の様子

ミャンマーの伝統的織物が日本人のセンスによって生まれ変わり、商品として価値を生んでいると知り、なんだか少し嬉しいというか、誇らしい気持ちになりました。

次回はぜひ男性でも使用できるバッグ・小物を開発してくださいっ!

moringa「モリンガ」
住所: No.41(A),GF,Nyaung Tone St.,Sanchaung Township, Yangon, Myanmar
電話:+95 9 42021 8179
休業日:日・月
https://www.facebook.com/moringamm/

LINEで送る
Pocket

海外展開にご興味ある方は
なんでもお気軽にご連絡ください。
> 24時間受付OK> 24時間受付OK

メインメニュー

教えてASEANコラム

お問い合わせ

お電話でのお問い合わせ
WEBでのお問い合わせ

フォローはこちら

人気記事ランキング

新着記事

国別で記事を探す

おすすめキーワードで記事を探す

ライター紹介