90年後半からは高級商業モール市場に進出。
その手始めが、1997年開業の「エンポリアム」だった。
エンポリアム事業ではバンコック銀行のソーポンパニット家と共同開発。
合弁の事業会社を設立している。
2015年開業の「エムクオーティエ」とベンジャシリ公園西側の土地に建設中の「エムスフィア」と合わせたのが「エム・ディストリクト計画」だ。
このほか、バンコク中心部の一等地でサイアム・ピアット社との共同事業で「サイアム・パラゴン」を手がけるほか、近年はホアヒンやプーケットなどの地方観光都市で新たな商業施設の建設も進めている。
現在のグループ総売り上げは600億~700億バーツと見られている。
百貨店企業としては中位から下位に位置するものの、もともとの店舗数から見れば妥当な数字だ。
いや、むしろ破竹の勢いにあると言ってもいいだろう。
来期も10%を超える増収を見込むザ・モール・グループ。
その異才と舵取りに注目だ。
(写真は同社資料などから)
メインメニュー
教えてASEANコラム
お問い合わせ
人気記事ランキング
新着記事
国別で記事を探す
おすすめキーワードで記事を探す
ライター紹介