シンガポールでは、住宅開発庁(HDB)が設立された1960年以降約100万戸以上のHDB住宅を供給して、シンガポール国民の80パーセントがHDB住宅に住んでいる。
さらに、「持ち家政策」のもと住宅購入が推進されており、持ち家率は90パーセントを超える。
HDB住宅はあくまでも国民のためであり、外国人の場合はPR保持者のみが購入可能。
ただし、住宅取得の外国人の場合は不動産取得者加算印紙税が売買金額の18パーセントと非常に高いので、そのハードルは高い。シンガポール人の場合は3パーセントなので、なんと6倍!
シンガポール人に、一般的にいつ住宅を買うのかを聞いたところ、大学生のころから結婚を考えているカップルは竣工前のHDB住宅に申し込んでおき、完成と同時に支払いをはじめて入居することもあるとのこと。
しかし、最近ではHDB住宅の価格も上がってきているので、昔より買いにくくなってきているそう。
シンガポールではHDB住宅を中心として、学校や商業施設、公園、交通機関などが整備されてひとつのコミュニティーができあがる。
この「The Pinnacle@Duxton」もすぐ下に公園があり、遊具が設置されているところには老人や子供連れがよく遊んでいる。
バスケットボールとフットサルコートも1面ずつあり、特に週末は朝からにぎわっている。
面白いのは、HDB住宅の入居者の比率は国民全体の民族比率と同じくらいになるように設定しているということ。
そして、さらに住民同士の交流が図られるようCommunity Centreと呼ばれる公民館でさまざまなイベントを行っているそう。
土日には若いパパ向けの朝食会(Breakfast Club)なども。
こういったところにも他民族国家であるシンガポールの様子が見てとれる。
「ThePinnacle@Duxton」には「Essen@ThePinnacle」という少し洒落たフードコートがあり、バーもかねているので夜遅くまでにぎわっている。
こちらも住民の憩いの場。
住民でなくても普通のフードコートとして利用可能。
中にはいくつかのお店が入っているが、洋風なものが多い。
値段も普通のレストランよりは若干リーズナブルで、味はおいしいのでおすすめ。
こちらの自家製のレモンティー(2.5SGD)がおすすめだそう。
たっぷりレモンも入ってほどよく甘い。
ぜひルーフトップのスカイブリッジを楽しんだあとにはESSENに寄ってみて。
The Pinnacle@Duxton
1 Cantonment Rd, Pinnacle@Duxton 50/L, Singapore 080001
Tel: +65 6225 5432
Mail: feedback@tptc.org.sg
Website: http://www.pinnacleduxton.com.sg/
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