2017年に金融街と住宅街が融合したタンジョンパガーに1号店をオープン。
わずか1ヶ月で、押しも押されもせぬ予約の取れない人気店となりました。
その人気はまさに飛ぶ鳥を落とす勢いで、近隣の日本人経営者のお店も大いに盛り上がったそうです。
1号店のあるこの一角は、今では日本人経営者のお店が連なるトレンド地区として、注目を集めています。
ー オープン1ヶ月目から集客できたというのはすごいです!どのような秘策で集客をされたのでしょうか?
鈴木氏:まず近隣の日系レストランへのあいさつ、飲み食いですね(笑)。
日系のコミュニティーというのは、いろいろな意味で強力ですので、つながりを持つということと宣伝をしていただくことが目的です。
また、シンガポールではローカルのお客様が半数以上いなければ、売り上げとしてはかなり厳しく、閉店せざるを得ない現実もあります。
そんな中、最初からローカルのお客様を取り込むのは難しいです。
シンガポールにおける日系レストランの新規出店は在住日本人にとってはありがたく、非常に興味深く捉えていると感じています。
アンテナの高い日本人の方にまず来店していただき、口コミでローカルの方までお店の認知度が広がっていくのが目標です。
ローカルのお客様には、そのまま常連になっていただければと考えています。
大体オープンしてから半年くらいで、割合が5:5くらいになってくれればありがたいですね。
ー 近隣に人気店があると、地域全体の盛り上がりにつながるのでしょうか?
鈴木氏:それはあると思います。
同じ業態ではなくても、すごくはやっているお店があると地域全体が活気づきます。
この近辺に人気のイタリアンがあるのですが、そちらはいつもお客様で満席です。
この店があるから、周辺店にもお客様が集まってきています。
1号店は、そんなお店をイメージして出店しました。
ー 1号店をオープンしてからの2年間のご状況・工夫などを具体的に教えていただけますか?
鈴木氏:工夫というか、各メニューの注文数をチェックして、価格を変えるなどの取り組みはしています。
後は、お客様が食べたときの顔、評価のみです。
ー シンガポールに出店してみていかがですか?
鈴木氏:今や、来店客は日本と海外が逆転しているような印象です。
日本の新宿で働いていた頃は、海外のお客様が5割以上だったのですが、シンガポールでは日本人のお客様を接客することが多いです。
ー そうは言っても、ローカルのお客様もたくさん予約して来店していますよね?
鈴木氏:はい。
ありがたいことに、ローカルの方もリピートしてくれています。
日本だったら外国人のお客様はツーリストが大半なので、こちらに合わせてくれますが、シンガポールでは僕が外国人です。
「日本の形態をそのままシンガポールでやるのはどうなのかな?」と思うし、もともと住んでいるローカルのお客様に、どこまで味やサービスを合わせるか、という問題があります。
この辺は、しっかりリサーチすることで解決の糸口を探りました。
ー 日本人のお客様も多いのでしょうか?
鈴木氏:そうですね。
初めは場所柄もあり、旅行者の方は少なかったのですが、最近はすごく多いです。
お店を調べてまで来てくれます。
大阪にある「焼肉どんどん」を知っている方に来ていただくことも多いです。
日本人の旅行者の来店がどんどん(DON-DON)増えています(笑)。
ー これからどんどん(DON-DON)発展していきそうですね(笑)。
鈴木氏:はい。
焼肉だけでなく、他の業種も考えています。
次回、「後編」に続きます。
後編では、シンガポールで成功する秘訣など、海外進出のヒントになる情報が盛りだくさんです。
お楽しみに!
後編はこちら→【シンガポール】大阪焼肉WA DON-DONリージョナルマネージャーインタビュー(後編)
▪️大阪焼肉Don-Don Singapore(1号店)
住所:90 Tanjong pagar Road, Singapore, 088511
電話:6221 0841
営業時間:17:00~0:00
定休日:なし
Facebook:https://www.facebook.com/don2sg
■大阪焼肉WA Don-Don Singapore(2号店)
住所:61 Duxton Road, Singapore, 089525
電話:6904 3340
営業時間:17:00~0:00
定休日:なし
Facebook:https://www.facebook.com/wadon2sg/
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