ベトナム全土で大人気の日系イタリアン「Pizza 4P’s(以下、4P’s)」。
ベトナム中南部の高原地帯の街・ダラット産の自家製チーズ、和とイタリアンを折衷したメニュー、職人が1つ1つピザを手作りするスタイルに定評があります。
2011年にホーチミンの日本人街として有名なレタントンにオープンし、現在はベトナム国内に21店舗を展開しています。
2020年12月1日に、以前ご紹介した「Pizza 4P’s インドチャイナ店」1階部分に、「クラフトビールバー」がオープンしました。
目抜き通りのBach Dang(バクダン)通り(※)側から入店でき、4P’sのオリジナル品をはじめ、厳選したクラフトビールを楽しむことができます。
今回は4P’sの開発責任者の久保田さんと、ダナンエリアマネージャーの吉川さんにお話を伺いながらクラフトビールバーについてご紹介いたします。
(※)ダナン市街地を流れるハン川に面した通り。ハン市場やさまざまな飲食店が並び、観光シーズンには多くの観光客で賑わっている
記者:1階部分にクラフトビールバーをオープンした経緯について教えてください。
吉川氏:当初はBach Dang通り側から入店できるエントランスとして、店舗を拡張するのみの予定でした。
ですが、新型コロナの影響で工事が延期になり、ダナンの街には海外からの旅行客が消え、7月以降は国内観光客も減り続ける状況に。
そんな状況から、ただ入り口だけを作っても芸がないとなり、4P’sのオリジナルビールをもっとお客さまに知っていただこうという意義を含め、ウェイティングスペース兼クラフトビールバーとしてオープンすることになりました。
記者:クラフトビールバーのポイントとは?
久保田氏:ビールバーは2階のコンセプトの1つ、藍染を活かしつつLively(にぎやか感)を表現できるようにしました。
高い空間を活かすために天井から吊り下げ装飾として、藍染の布を設置し立体的な演出を施してもいます。
また、椅子の脚も本物の藍染です。
風により窓に設置されたカーテンが揺れ動き、それにより藍染の布に向けて当てている照明が揺らぐので、全体が動いた感じになるように設置しています。
記者:装飾に関して強いこだわりがあるようですが、ビールバーだけのコンセプトがあるのでしょうか?
久保田氏:4P’sのビールバーのコンセプトは、「ビールの原材料やプロセスなどをもっと深く理解してもらいたい」で、そこからコミュニケーションが生まれることを期待しております。
コンセプトメッセージをストレートに伝えるために、コンクリート壁にホップとモルトを敷き詰めています(2枚目の写真参照)。
タップにも文字は書かず、ボトルや原材料でお客様が選択できるようにしております。
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