経済成長に伴い中間層が拡大しているベトナムでは、ショッピング、外食、娯楽、余暇部門への支出が年々増えてきている。
フード産業の活発化は嬉しいけれど、ついつい食べ過ぎて、気づいた時にはお腹ぽっちゃり…なんていうことも。
そんなベトナムで最近、注目を集めているのが、ダイエットもできて、健康にも良いフィットネス。
今回は、ベトナムに数あるスポーツジムの中でも、国内初といわれるボクシングジム「サムライボクシング」を紹介する。
サムライボクシングは、2015年1月に、川崎新田ジム出身の元全日本バンタム級新人王、尾島祥吾さんがホーチミン市4区に開設した日系ボクシングジム。
スポーツジムが乱立する中、2013年に進出した日系大手ルネサンスをはじめ、外資系のスポーツジムも既にいくつかあったが、ボクシングに特化したジムというのは、ベトナム初だった。
サムライボクシングは、サービスアパートメントCopac Squareの1階に入居している。
ジムがあるTon Dan通りはローカルエリアだが、市内最大の繁華街である1区中心部から車で10分程度の距離にあり、通うのもそれほど不便はない。
東南アジアの格闘技というと、タイのムエタイ、インドネシアのシラットが有名。
ここベトナムでは、ボビナムという伝統武道が人気を集めているものの、ボクシングはまだまだマイナースポーツで、プロ組織も存在しないのが現状。
サムライボクシングでは、「なんだか危なくて恐そう」という従来のボクシングのイメージを変えるべく、ジム全体を明るいカラ―で統一。
女性でも気軽に入れるような雰囲気作りを心がけたという。
開設当初は、日本人駐在員やその妻が会員の大半を占めていたが、現在ではローカル会員の割合が逆転。
特に、地元の若い女性の間で、
「消費カロリーの高いボクシングエクササイズがダイエットに最適」という口コミが広がり、“ボク女”が急増中だ。
ジムの中に入って、まず目に飛び込んでくるのは、会長がこだわったという本格的なリング。
サンドバックやパンチングボールといったボクシングの練習器具だけでなく、ランニングマシンやエアロバイク、ウェイトマシンなどのフィットネスマシンも充実しており、会員なら自由に使うことができる。
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