ROASTは2011年4月にトンロー13のSeenSpace13にアメリカ帰りのオーナーVaratt Vichit-Vadakan氏(以下バラット)がオープンしたカフェレストラン。
知名度もなく最初は苦労したようだが、本格的なコーヒーやお店や近くのパン工房で毎日手作りするパンやパスタ、エッグベネディクトなどのブランチメニュー、サラダ、シーフード、肉料理、スウィーツなど、洗練された料理と味が次第に話題となり、タイの欧米系メディアを中心に取り上げられるようになり、週末は朝10時からブランチ目的で欧米人や感度の高いタイ人などが並ぶバンコクで人気のカフェレストランとしての地位を確立した。
2013年にはエカマイ17にあるパン工房の一部を改装して、土日限定のカフェRootsをオープン。コーヒーの美味しさはもちろん、カウンターの上には「Eat me」と段ボールに手書きのPOPと共に、出来立てのクロワッサンなどのパンやクッキーが並べられている。
コーヒーが提供される際、ソーサーに置かれた使用するコーヒー豆についての説明したカードや、キャッシャーを置かず、エントランス横に大きめのビンを置き、「お会計はお客様次第で。目安はコーヒー100バーツ、パンなどは50バーツ。多くするもの少なくするのもあなたの満足度次第で!」と手書きの説明書が添えられているが、そんなスタイリッシュでありながら、ストイックな姿勢も受けて、噂はたちまち広まり、話題で人気のカフェとなった。
2015年3月にはプロンポン駅に直結してオープンしたEmQuartier内に2号店をオープン。多くのカフェやレストランが出店する中、一年たった今でも週末は待ちの出る人気店となっている。
このような人気の中でも、例えば、笑顔あふれる心地よい接客は同店の人気の一つとなっているが、その陰には毎日欠かさずスタッフミーティングを実施するといった地道な努力や、タイ国内のコーヒー農家を巡り、農家と一緒にコーヒー豆作りから取り組むなど、情熱と向上心は衰えることを知らない。
そんなROASTのオーナーバラット氏が、28のレストランやショップを集めトンロー17にオープンしたミニモールがThe CommonsThonglorである。
グランドフロアのMARKETにはRootsカフェやフランスベーカリーのMaison Jean Philippe、そしてWongnai Award2015のイタリアン部門で優勝し勢いにのるナポリピッツアのPEPPINA、ケーキやブラウニーの専門店Gourme Gallery、エッグ料理のEGG MY GOD、ビアバーTBCなどの専門店が軒を連ねている。ちなみに日本食を扱うショップやレストランは意図してかどうかは分からないが一切入っていない。
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