現在のバンコクでは、日本食ブーム以降日系レストランのタイ進出が増え、タイに居ながら日本各地の有名店の味を楽しめる環境となっています。
モールなどでも日本食レストランは当たり前のように入居しており、タイ人の経営する日本食のお店も少なくありません。
このように日本食が浸透していく中で、以前までタイではそれほど食べることがなかった牛肉を使った料理や、焼肉を見かけるようになりました。
そんなバンコクの焼肉業界の中で、コスパの良さを追求した日本人経営のお店「焼肉道」がオープンしています。
タイ料理では豚肉と鶏肉が主で、牛肉を使った料理はあまり多くありません。
これはタイの気候が美味しい牛を飼育するのにあまり適していないことや、中華系タイ人の宗教上の理由から牛を食べないことなどが関係しています。
しかし観光立国であるタイでは、以前から欧米人向けのステーキのお店や韓国焼肉店も比較的浸透していますので、全く牛肉に馴染みがないかというと、そういうわけではありません。
ただ、各ハンバーガーの有名店にしても、タイで多くの店舗を展開しているステーキのお店サンタフェなどにしても、牛肉以外のメニューを充実させていることが多いようです。
そうした中で、牛肉をストレートに扱った日本の焼肉店が増えつつあるのは一つの変化であると言えるでしょう。
焼肉道は2018年4月にオープンした日本人経営の焼肉店です。
特徴的なのは、日本人の顧客目線でのコストパフォーマンスに重きを置いて、日本市場で牛を一頭まるごと買い取りして焼肉を提供しているところです。
そのため価格は抑えられ、また一頭買いした牛肉を毎日さばくので、なかなかお目にかかれない希少部位を“本日の極み“として食べることができます。
お昼の日替わりランチは190バーツ(約650円)でかなりお得。
夜もお酒を含み平均単価が900バーツ(約3,000円)であることからコスパの良さが伺えます。
その他メニューもラーメンやカレー、そして居酒屋メニューもあり充実しています。
客層のメインは日本人ですが、タイ人も3割ほど増えてきており、Facebookによるメニューや近況などの投稿もタイ語を併記するなどしてタイ人顧客の獲得を目指しています。
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