※本記事は、2019年11月13日時点の情報です。
大人気企画「HIGH vs LOW」!
ベトナム編とタイ編の2回にわたりお届けした「交通費」の比較。
観光客も移住予定者も、みんなが気になる情報のため、大好評でした!
そこで今回は、シンガポールで比較します!
ベトナム編→【HIGH vs LOW】ベトナムと日本を比べてみた~交通費編~
タイ編→【HIGH vs LOW】タイと日本を比べてみた~交通費編~
シンガポールといえばASEAN随一の発展を遂げ、世界経済フォーラムが2019年10月に発表した「世界競争レポート」で、初の首位を獲得しました。
それだけ発展しているため、日本同様、中心部を移動する際は公共の交通機関でこと足ります。
どのような交通手段があるかというと……。
・路線バス
・地下鉄(MRT)
・タクシー
国土が狭いので、長距離を移動する交通機関は必要ありません。
また、ベトナムのバイクタクシーやタイのトゥクトゥク・ソンテウのような独自の交通機関はなく、日本でもよく知られるもののみです。
以前、シンガポールと日本の野菜の価格を比較しましたが、食料自給率が1割程度と言われるシンガポールでは食材を輸入に頼るため、必然と価格が高くなっていました。
野菜の価格の比較はこちら→【HIGH vs LOW】シンガポールと日本を比べてみた~野菜編~
果たして交通費はどうでしょうか。
今回は、観光客や移住したての在住者にとって使いやすい、地下鉄とタクシーを比較します。
【地下鉄(MRT)】
シンガポールは約720㎢の国土に人口約564万人(出典:外務省)という人口密度の高さから、電車は地上よりも地下を走る方が効率的です。
路線が5つあり、主要な観光名所はもちろん、オフィス街をつないでいるため、市民の主流な移動手段にもなっています。
チケットは3種類。
日本のきっぷに当たるスタンダードチケット、乗り放題(1日乗車券、2日乗車券、3日乗車券の3種類)のシンガポールツーリストパス、EZ-linkという交通系電子マネーです。
今回は、マリーナベイ・サンズの最寄りのベイフロント駅から、イスラム教徒が日中の食事を断つラマダン期間中は夜店が複数並ぶことで有名なパヤレバ駅までの約8kmを比較します。
これは、東京メトロ丸の内線の東京駅から新宿駅に相当します。
・交通系電子マネー
日 本 ( 東 京 駅~新 宿 駅 ):199円
シンガポール(ベイフロント駅~パヤレバ駅):約136円(SG$1.7)
・1日乗車券
日 本:900円
シンガポール:約801円(SG$10) ※シンガポールツーリストパス
日本との価格差は、交通系電子マネーが63円で1日乗車券が100円です。
日本よりは安いといえども、微細な差と言って良さそうです。
食材は、ものによっては2倍くらいの価格差がついていましたが、交通費は差がほとんどないという結果になりました。
各チケットの購入価格や注意事項などもご紹介します。
ICチップが内蔵されているスタンダードチケットは、MRT利用時に目的地までの金額(片道または往復)をチャージしながら6回まで利用できます。
購入価格にはデポジットの約80円(10¢)が含まれていて、6回目使用時には約80円(10¢)割引する形で返金されます。
シンガポールツーリストパスの2日乗車券は約1,282円(SG$16)、3日乗車券は約1,602円(SG$20)です。
市内観光はもちろん、移住初心者にとっても便利なアイテムと言えそうです。
EZ-linkの販売価格はデポジット約401円(SG$5)、運賃チャージ約561円(SG$7)を合わせた961円(SG$12)です。
また、MRTでは、以下の行為をすると罰金が課せられます。
飲食:約4万50円(SG$500)
喫煙:約8万100円(SG$1,000)
可燃液体の持ち込み:約4万50円(SG$500)
ペット・動物の持ち込み:約4万50円(SG$500)
ドリアン(果物)の持ち込み:約4万50円(SG$500)※匂いが強いため
ドリアンを持ち込むと罰金というのは、驚きですね。
このように日本にはないルールがあるので、乗車する際は気を付けてください。
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