日本でもおなじみのポイントカード。
マレーシアでもロイヤリティ・カード(Loyality Card)と呼ばれ、飲食店などの他、ガソリンスタンド、映画館、小売店などを中心に顧客サービスの一環として広く利用されている。
貯めたポイントの還元はその場でキャッシュバック、利用額に応じて自店や系列店で利用できる金券、ファストフードショップ、本屋などで使えるバウチャー、オンライン通販で割引を受けられるクーポンコードなどさまざまだ。
カフェなどでよくあるのが、日本でもおなじみのスタンプを押す紙のカードタイプ。
こちらはコーヒー10杯分がたまると1杯無料となる。
中でもマレーシアで多いロイヤリティカードは、磁気カードのタイプ。
作成時に入会金(メンバーシップ・フィー)が取られ、2-3年で更新の必要性があったりするパターンが多いのが特徴である。
【すし金カード(Sushi King Card】
マレーシアほぼ全州に約100店舗を展開する回転寿司チェーンのカード。
こちらは毎年カードメンバーを募集し、その年の12月31日まで有効。
2017年は入会金RM20(約500円)の金券を買うとポイントカードがもらえるというシステム。
店内メニュー10%オフ、会員のみ利用できる全皿RM3.18(約80円) 均一デー、会計時にRM10(約250円)ごとにRM1(約25円)の同店で利用できる金券をその場でバックされるなどさまざまな特典がある。
参考サイト:http://www.sushi-king.com/sk_web/corporate/sk_members_card.php
【ユニティー(Uni-Tea)カード】
タピオカミルクティーなどアジア系ドリンクで人気のチェーン店ティーライブ(Tea live)。
2017年に屋号がチャタイム(Chatime)から変更したが、ポイントカードを切り替えることでシステムはそのまま引き継がれた。
現金をチャージしてドリンクを買うと、10杯買ったら1杯無料になる。
また毎週木曜日の18時まではドリンク1杯を買うとRM1.1(約30円)でもう1杯買うことができるキャンペーンを実施している。
ドリンク1杯の値段がRM6.5〜8.5(約165円〜215円)と単価が低いためチャージして使う人が多い。
入会金RM10.6(約265円)でRM6.5までのドリンク1杯付。
参考サイト:https://www.tealive.com.my/members/
【ソーシャル・グループ・オブ・レストラン・ゴールド・カード(the SOCIAL Group of Restaurant Gold Card)】
バー&レストランのソーシャル(the SOCIAL)、南欧料理&バーのエルメゾン(el meson)、タイ料理のエカマイ(EKKAMAI)の3店の系列飲食店で利用できるポイントカード。
最初にRM20(約500円)でカードを購入すると、次回以降、系列店舗の飲食で会計時に使えるRM20(約500円)の金券がついてくるため、利用することで実質入会金はなしとなる。
ちなみに更新する必要はない。
特典はディナーの飲食料金は毎回10%オフとポイント、ランチはポイントのみ。
RM1(約25円)で1ポイントがつき、20ポイント=RM1として使うことができる。
またカードメンバーのためのイベントなどの招待などがある。
誕生日月はポイント2倍。
参考サイト:https://thesocial.com.my/
マレーシアではロイヤリティカード所有者に対し優遇(囲い込みやあるいは掘り起こし)の一環で、プロモーション(販促キャンペーン)を積極的に行っているが、これらの情報は電話番号を使ったメッセンジャーアプリなどを介して送られてくる。
また新規オープンに際しては、ロイヤリティカードの初年度無料、あるいはカードメンバー登録者に対してポイントを通常よりも多く付与するなどで消費者に訴求しているパターンもある。
ポイント還元率のみだと特にお得感がないこともあるが、「誕生日」「メンバーのみの飲食イベント招待」「ギフトのプレゼント」「月替わりのサービス」など、実際に来店することで使用できる特典が多いのもマレーシアのポイントカードの特徴である。
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