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【マレーシア】マレーシアの2大回転寿司チェーン「すし金」vs「Sakae sushi」

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マレーシアで回転寿司のチェーンといえば、日系企業の「すし金(Sushi-King)」とシンガポール発祥の「Sakae Sushi」だ。

どちらも大型ショッピングモールのテナントの定番であり、ボックス席やカウンター席に沿って寿司皿を乗せたベルトが回っている光景は日本と同様である。

sushi king sakae sushi malaysia

寿司ネタだけではなく、プリン、ゼリーなどのデザート、唐揚げ、サラダなどのサイドメニューなどもあるのだが、ここは熱帯マレーシア。
一番の違いはネタで、鮮魚よりも「揚げもの」「惣菜」など火が通ったものや、加工されたものが多いということ。

時間帯によっては並ばなければ入れない店舗もある両回転寿司チェーン。
日本と似ている、異なるポイントや、ローカライズされているネタなどをチェックしてみた。

日系のすし金(Sushi King)

sushi king sakae sushi malaysia

在マレーシア日系企業のグループである「すし金(Sushi King)」は、1995年クアラルンプールに1号店がオープン。
現在国内に100以上の店舗がある。

それまでは庶民には手が届かない高級料理だった寿司や和食メニューを「高品質で低価格」を売りに発展してきた(公式サイトより)とのこと。
ただしここで言う低価格(※)というのは、あくまでも「寿司にしては」というのがポイント。

※マレーシアの屋台などでは1食あたりRM5-7(約140-196円)ほど。

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マレーシアの国民の7割を占めると言われているマレー系マレーシア人(モスリム)への対応として、ほとんどの店舗がハラル認証取得している
そのため他の日本食レストランと比べるとモスリムの来客も多い。

すし金は定期的にイベントを行っている(過去記事参照)。
基本的には飲食をして応募するというパターンが多い。
また、カードメンバー限定で「全皿均一デー」などを実施することもある。

展開しているのは主にマレーシアの中間層以上が多く訪れるショッピングモール。
具体的にはイオン(AEON)系モールにテナントとして入っていることが多い。

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数カ所の店舗をチェックしたところ、レーンに廻っている生魚ネタのメインはノルウェー産のサーモンとうなぎ。
ごくたまに貝、イカなどを流している場合もあった。
意外にも人気なのは、「中華だこ(いいだこ)」や「中華くらげサラダ」、「海藻サラダ」など。
日本では見ないネタだが、マレーシアでは日本食の前菜の定番として捉えられている。
また枝豆も人気だ。

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最近はタッチパネルを利用した注文が可能となっている店舗もある。
ただし店によって接客にバラつきがあったりするので、日本的なスタッフ管理は厳しいかもしれない。

回転寿司の皿の色による価格帯はおよそRM3.00-7.00(約84-197円)。

シンガポール発祥のSakae Sushi(サカエスシ)

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シンガポール発祥のSakae Sushi
1997年にシンガポールで一号店をオープンして以来、現在までに200店舗を超える。
マレーシアでは32店舗を展開している。
基本は回転寿司なのだが、それ以外の和食(っぽい)セットメニューが充実しているのが特徴。

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こちらもメンバーズカードを導入している。
特徴的なのは、単なるポイントによる割引だけではなく、来店した場合に月代わりでレギュラーメニューから1-2品をRM1(約28円)を提供する(※)、あるいは月ごとにカードメンバー料金で食べられるメニューなど特典があること。

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オーダーは基本的に各テーブルに備え付けられているタブレットを使用する。
メニューブックもあるのだが、どちらかというと写真で料理のイメージを確認するために、タブレットが各席に置いてある。

sushi sushi king sakae sushi malaysia

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ネタはここでもサーモンが定番。
その他は天ぷら、鶏の唐揚げなどやはり火が通ったものが優勢で、店内では寿司をサイドオーダーとして、メインは「かつ」「丼モノ」「麺類」などを頼むといった食べ方をしているのをよく見かける。

店舗の近隣エリアはデリバリー対応あり。
※最低オーダーの金額をクリアしていないと利用できないなどの諸条件あり。

回転寿司の皿の色による価格帯はおよそRM1.99〜7.99(約56〜224円)

マレーシアにおける回転寿司

寿司好きのマレー人(主にマレー系、中華系)曰く、「昔は日本食は高級店しかなかったので敷居が高かったが、今はコンベヤー(回転寿司)に気軽に行くよ」とのこと。
ただし彼らに生魚の寿司で好みのネタを尋ねると、ほぼ「サーモン」と答える。

また海外における日本食のメニューといえば、正しい日本語でないため違和感を覚えることが多いが、意外にも英語、中国語と共に正確に併記されている。

人によってはメニューに日本語が併記されている店は、オーセンティック(純日本風)という印象が強まるという。
また旅行やビジネスなどで訪日経験があったりと、日本食を食べ慣れていることも多く、そのため簡単な日本語は「読める」という人も多い。

ネタなどをローカライズしながらも、システムなどは日本を全面に押し出すこと、リーズナブルな価格設定、タブレットでの注文などの人件費の節約によって出店数を伸ばしてきた側面もあるのではないかと思う。

 

参考URL

すし金(Sushi King)
https://sushi-king.com/

Sakae Sushi Malaysia
http://www.sakaesushi.com.my/

この記事を書いた人(著者情報)

kanan_kiri

マレーシア在住の主婦ライター。日本で求人広告代理店、各種雑誌、ローカルペーパーなど紙媒体取材ライターを経てフリーランスに。現在はWeb媒体を中心に活動中。

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