台湾で発祥、日本でブームに火が付き、世界規模で増殖している猫カフェ。
シンガポールとの国境さかいの街、マレーシアのジョホールバルにも、満を持して猫カフェが開業して5カ月が経ちました。週末には入店待ちの列ができるほどの人気を見せています。
お店は、ショッピングセンターの中ではなく、閑静な住宅街の一角にあります。一軒家を改装したカフェで、店名は「Cats Cafe」。入場料はとらず、1人につき最低1ドリンクの注文を条件にしています。ドリンク代は、5.90~14.90マレーシアリンギット。店の入り口に洗面所があり、そこで手を洗ってから入店します。
経営するのは、ジョホールバルのチャイニーズ系マレーシア人ファミリー。娘のエリカさんが総支配人を務め、母のアリエナさんと一緒に店を切り盛りしています。
猫カフェを開店するにあたりアイデアを出したのは、仕事やプライベートで海外を訪れる機会が多い兄のエイドリアンさん。マレーシアをはじめ、東南アジアで活躍する写真家で、フォトスタジオを経営するかたわら、海外で流行っている猫カフェに着想を得て、動物好きの家族に猫カフェ経営を提案しました。持ち前のクリエイティビティを余すことなく発揮し、店のコンセプトや内装デザインを担当。猫カフェを開店するにあたり、韓国とタイの猫カフェに赴き、店づくりの研究にしたそうです。
お店のロゴは猫がカップの中に入っているかわいらしい絵で「キャッツ・カフェ」を分かりやすく表現したといいます。エイドリアンさんは、かつてシンガポールのクリエイティブカレッジで講師を務めた経験があるそうで、そのときのシンガポール人の生徒がデザインしたのだとか。
「動物に触れる事は、子供の教育にも良い影響を与えるので、ファミリーでの利用が見込め、老若男女幅広い客層を取り込めます。また日々忙しく働き、ストレスがたまりがちな現在の人々に、癒しを提供することができます」とエイドリアンさん。
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