【マレーシア】ローカルと観光客から支持を集めるビストロ「Ra-Ft Café/Bistro Binjai 8」のこだわりとは？

スタッフのサービスは欧米式

場所柄、客層は欧米人が多いようです。
スタッフのサービスは、客層に合わせた行き届いたものになっています。
マレーシアではスタッフが客に気を配るという文化がないため、よほどアピールしないと、なかなか注文を取りに来てくれません。
しかし、このビストロのスタッフはいつも客の行動に気を配っていて、注文を取る・お皿を下げるタイミングが絶妙ですし、料理の説明も熱心に行ってくれます。
席に案内するときには、座りやすいようにいすを引いてもくれます。
欧米客に対してのサービスを、しっかり学んでいるように感じました。
この価格帯の店舗でスタッフのサービスが徹底しているのは、非常に珍しいと言えます。

充実メニューとおいしいドリップコーヒーが魅力

「ビストロ」と銘打っている通り、パスタやサラダ、肉料理などメニューが充実しています。
ここマレーシアのパスタの定番はボロネーゼやカルボナーラ（この二つはどの店でも比較的良く見掛けます）ですが、バジルの風味がアクセントになっている「バジル＆トマト」の他、バリエーション豊富でした。
麺のゆで加減もアルデンテで、ちょうどよい硬さです。
カップルや家族連れがワインのボトルを空けながら、パスタやメイン料理を楽しんでいました。

カウンター脇では、スタッフが豆を挽いてコーヒーを入れています。
マレーシアではドリップコーヒーを出す店が少ないため、店内に充満するよい香りに誘われて、ついつい入店してしまうなんてこともありそうです。
豆の種類はたくさん用意されているので、好みのものが見つかるでしょう。
手作りケーキと一緒にいただけば、なんとも贅沢なひと時を過ごせそうです。

ニーズに合わせた長い営業時間

7時半～22時までと、営業時間が長いのもポイントです。
ターゲットに観光客が含まれているがゆえの時間設定だと思いますが、クアラルンプールには朝早くから本格的な食事ができるカフェというのは少ないです。
そのため、世界的に有名なチェーン店に駆け込む人が多い印象ですが、「Ra-Ft Café/Bistro Binjai 8」では朝食にサラダや卵料理、パスタまで多種多様の料理を提供しているため、貴重な存在です。
コンドミニアムの住人はもちろん、周辺に宿泊している観光客も朝食を求めて来店するそうです。

「Ra-Ft Café/Bistro Binjai 8」に感じるこだわりは、欧米人が多いという客層に合わせた空間をつくりあげ、ニーズに合わせた豊富なメニュー、スタッフの心温まる接客です。
客層に合わせて、ワインやその他のカクテルなどを充実させているのもポイントでしょう。
ニーズに徹底的に合わせた店舗運営が、在住者や観光客から人気を集める秘密のように感じました。

■Ra-Ft Café/Bistro Binjai 8
住所：Unit G-1, Ground Floor, Binjai 8 Premium Soho, 2 Lorong Binjai, 50450 Ampang, Kuala Lumpur
電話番号：03-2181-1091
営業時間：平日7:30～22:00、土日7:30～18:00
公式HP：https://www.ra-ft.com/
公式Facebook：https://www.facebook.com/raftcafeKL/