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【タイ】【知らないと損するタイ進出情報】東部経済回廊の中に「フルーツ回廊」開設へ

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mango

ドリアンにマンゴー、ドラゴンフルーツにマンゴスチン、さらにはパパイヤ…。
タイを訪ねた時、現地の伝統料理に混じって楽しみなのが豊富な果物。
タイは果物の宝庫とされ、一年中、国の至るところで何らかの天然の味覚を楽しむことができる。
価格も安く、加工技術も進んで輸出や土産にも引っ張りだこなのだが、日本と同様に生産者の高齢化や後継者不足が頭の痛いところ。
こうした折、政府が進める施策に注目が集まっている。
一大生産地である東部地域に加工施設を併設した取引所を設置しようというのだ。
名付けて「フルーツ回廊計画」。
一体どんなものになるのか。

farm

タイ工業省と農業協同組合省がつい先日まとめた同回廊計画のリポートによると、取引所は東部3県(チョンブリ、ラヨーン、チャチュンサーオ)にまたがる経済特区「東部経済回廊(EEC)」内に開設の予定。
ラヨーン県のスマートパーク工業団地内が有力で、総事業費は周辺の整備費用も含めて約20億バーツ(約70億円)と試算されている。

9430

ここに東部一帯で収穫される果物を集めて一元管理し、流通ルートの効率化や商品加工などを促していく方針だ。
政府が関与することで悪質なブローカーの介在が少なくなり、値崩れも起きにくいと両省の関係者は指摘する。
農家の保護を図るとともに新商品の開発も進むことで、新たなタイの産業に発展させたいと考えている。

ドリアン入りマッサマンカレー

果物農園は、ラヨーンからさらに南東に2時間ほど進んだチャンタブリー県で広く展開されている。

この記事を書いた人(著者情報)

kobori

2011年11月、タイ・バンコクに意を決して単身渡った元新聞記者。東京新聞(中日新聞東京本社)、テレビ朝日で社会部に所属。警視庁記者クラブで2・4課担当を通算4年経験。銀行破綻などの各種金融事件、阪神大震災、オウム真理教事件などの取材にも当たった。事件記者出身だが、取材対象は政治・経済、社会、科学、文化までなんでも。日本の新聞、雑誌、タイのフリーペーパーやウェブサイトなどでも執筆中。著述、講演多数。

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