【3】出店戦略
出店は1号店のバンナ、2号店のラマ3、準備中の3号店にはチェーンワタナと、バンコク郊外の新興住宅街や新築マンションが立ち並びプレミアムマス層が多く住んでいる地域。競合店が少なく家賃も安いエリアを中心に展開していく。
しかし、年内4店舗を展開したところでしばらく様子を見る。品質やサービスレベルを低下させてまで出店するつもりはない。また、1号店は60席、2号店は50席。全てのお客様に目が行き届き、調理人が心を込めた料理を提供する上で適正なサイズと考えており、これ以上大きなお店は作らない。
【4】店舗デザイン
トラディッショナルな寿司店のスタイルではなく、フィラメントランプや木材を多用した雰囲気のいいカフェのようなデザインを心がけ、入りやすさを演出している。
【5】宣伝広告
タイで流行りになっているFacebookやLINEを使っての50%OFFなどといったディスカウントは一切やらない。その代わりに、日本から仕入れた旬の魚や蟹などの説明や、新メニューや限定メニューの紹介を定期的に発信している。ディスカウントではなく、ダイスゲームを取り入れて当たったらプレゼントをするなどお客様が楽しんでもらえるプロモーションや企画を常に考えている。ちなみにMAGURO SUSHIのFacebookのLikesは16万人を超えている。
【6】今後の展開
2年で10店舗などといった目標は掲げないが、今はMAGURO SUSHIの展開以外のことは考えていない。
一店一店、調理人がお客様に真心を込めて料理を提供し、サービスが行き届いたお店を作って行きたい。MAGURO SUSHIは「FRESH SUSHI CREATION」とスローガンを掲げているが、美味しさと品質にさらに磨きをかけ、また、日本の旬の季節感ある魚を仕入れたり、創造性豊かで美味しく楽しいメニューを開発して提供し続けることでお客様の満足度をもっともっと高めていきたい。
以上、
バンコクでは競争が激化し、飽和状態と言われる日本食レストランであるが、バンコク郊外にはMAGURO SUSHIのような日本食レストランの成功事例も多く見られる。明確なターゲット設定を元にしたブレないMAGURO SUSHIの戦略は、タイだけでなく東南アジアへの進出を検討する上でぜひ見ていただきたい。
なお、今回の記事とあわせて、2016年5月23日に本サイト上に掲載しております「独自の進化を遂げはじめたバンコクのSUSHI事情」をあわせてご参照いただきたい。
http://e-asean.net/1027
■店舗情報
【MAGURO SUSHI Bangna-Trad(バンナ店)】
住所:Bangna-Trad Rd,KM.4,Bangna,Bangkok,Thailand
TEL 0625566266
営業時間 11:00AM~22:00PM
【MAGURO SUSHI Int Intersect Rama3(ラマ3店)】
住所:982 Rama 3 Rd, Bang Phong Phang,Bangkok,Thailand
TEL 0924241494
営業時間 11:00AM~22:00PM
■Facebook Page
https://www.facebook.com/magurogroup
■Web Site
http://www.maguro.co.th/
メインメニュー
教えてASEANコラム
お問い合わせ
人気記事ランキング
新着記事
国別で記事を探す
おすすめキーワードで記事を探す
ライター紹介