そもそもこの4Fフロアは、The Japan Storeの経営区域ではない部分も日系飲食店が立ち並ぶ所である。
The Japan Storeの外は『J’s Gate Dining』という、日系飲食店の集合施設になっている。
ここも夜は大盛況と表現して差し支えない様子だった。
下の写真は、The Japan Storeのゲート前に出店している『OSAKAきっちん』である。
カウンター席の目の前で店員がお好み焼きを焼く構造だ。
The Japan Storeの4FとJ’s Gate Dining。
経営者が異なるのはあくまでも企業の事情で、客の目から見れば「ひとつのフロア」である。
J’s Gate Dining側が賑わっていてThe Japan Store側は閑古鳥、ということが日によってあるのだろうか。
正直、それは考え難い現象だ。
だが、だからこそThe Japan Storeの他の階が問題となってしまう、ということはあるだろう。
4Fとその下の階層では、集客に明確な格差がある。
それが全体としてアンバランスな状態を生み出してしまうというのは、さすがに否定できないのではないか。
クールジャパン戦略に関する是非や、The Japan Storeの存在意義についての言及はこの記事では控えたい。
また、ここでの筆者の執筆は該当記事に対する「反論」ではなく、あくまでも「補足」と捉えていただきたい。
この記事の書き方に関しても、極力断定する表現は避けたつもりだ。
だが、今後のThe Japan Storeが挽回に精力を注ぐとしたら、自ずと飲食店舗が布陣の要になるはずだ。
確かに、日系レストランよりもメニュー価格が安いフードコートはたくさん存在する。
しかし、飲食分野に関しては「毎日食べるもの」と「特別な日に食べるもの」の需要がそれぞれあり、棲み分けが可能だ。
以上の理由で、マレーシアに日系飲食店が進出できる余地はまだあるのではと筆者は考えている。
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