ハノイ中心部から近く、ローカルや観光客の憩いの場になっているタイ湖。
その湖畔にある「PéPé la Poule(ぺぺ・ラ・プール)」は、日本食、中華、洋食が楽しめる人気のレストランです。
2020年5月で6周年を迎え、筆者も記念パーティーに参加させていただいたのですが、ハノイ在住者だけでなくベトナム全土から多くの方がお祝いに駆けつけていました。
今回は日本人オーナーシェフの増田悠さんと、フランス人マネージャーのPerrineさん(通称Pepeさん)にお話を伺いました。
記者:ベトナム進出以前は何をされていたのですか?
増田氏:18歳から29歳まで、日本のレストランで調理スタッフとして働いていました。
Pepe氏::フランスで文化事業と社会福祉事業を勉強していました。
記者:ベトナム進出のきっかけを伺えますか?
増田氏:ベトナム進出前は仕事、友達、プライベートと全て問題なく順風満帆でしたが、30歳直前に心に穴がぽっかり空いたような感じに。
当時の生活に満足できていなかったのだと思います。
気分を変えるために海外へ行こうと決め、とりあえず海外ボランティアを探しました。
しかし、どの国も会話レベルの条件が英語初級以上とあり、当時、日本語以外しゃべれなかった僕には、応募することができませんでした。
そんな中、ハノイだけは言語の条件がなく、さらに恵まれない子どもたちに食事を作るというプロジェクトだったので運命を感じ、即決しました。
記者:Pepeさんはいかがですか?
Pepe氏:私は海外でボランティアをしてみたいと思っており、そんなときに見つけたのがハノイの恵まれない子どもたちへの支援プロジェクトでした。
これが、私にとってベトナムでの冒険のスタートでした!
実は、このプロジェクトで増田さんと出会ったのです。
増田さんは子どもたちの昼食を作り、私は英語を教えていて、とても楽しい経験でした。
記者:ベトナム移住前に準備したことはありますか?
増田氏:とびっきりの覚悟だけです(笑)。
日本語しかしゃべれないおじさんが海外にボランティアで来ているのだから、徹底的に本気で取り組もうと思いました。
Pepe氏:私が初めてベトナムに来たのは2010年でした。
ベトナムはまだ今ほど発展していなく、私もとても若かったので覚悟してきました!
記者:なぜハノイでお店を始めようと思ったのですか?
増田氏:ハノイが大好きだから!
また、ボランティアをしていた時に食事を作っていた子どもたちが成長し、彼らが働ける場所を作りたいという想いもありました。
記者:お店の立地はどのように選びましたか?
増田氏:このエリアは、2010年にPepeやその他15人の外国人と住んでいたシェアハウスの近くで、当時から気に入っていました。
Pepe氏:この物件の屋上が素晴らしかったからです。
お店を始める前に増田さんや彼のご両親といくつかの物件を見ましたが、こんなにすてきな屋上があったのはここだけでした。
記者:店名の由来は?
増田氏:「PéPé la poule」は、Pepeちゃんの冗談まじりのニックネームです。
フランス語で“ぺぺチキン”と言う意味です。
「ペペラプール」という音が聴き心地よいので、お店の名前にしました。
記者:営業時間を教えてください。
増田氏:月~土曜11:00~23:00、日曜11:00~22:30です。
記者:どの様なお客様がいらっしゃいますか?
Pepe氏:主なお客様は日本人、西洋人、ベトナム人、韓国人ですが、このエリアは観光客やローカルだけでなく、駐在員の方も多いため、いらっしゃるお客様は多国籍で用途はさまざまです。
家族やビジネスミーティング、カップル、友人グループなど……。
個室もあるのでお客様のニーズに合わせて対応できます。
記者:人気のメニューを教えてください。
増田氏:パスタや中華がメインになっています。
餃子、麻婆豆腐、塩カルボナーラなどが人気です。
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