困難を乗り越えて多店舗展開

ー　その他にも苦労されたことがあるのだとか。
ある店舗で、知人の紹介で採用した日本人に店長として運営、経理面を全て任せていたのですが、売上金を持ち逃げられ、音信不通になったことがあります。その方には「自分のお店を出したい」と事業計画書を提出されたので出資もしていたのですが、店舗だけオープンしてもぬけの殻。出資金、売上ともになくなってしまいました……。

ー　さまざまな苦難を乗り越えられてきたのですね。現在は順調ですか？
初出店から10年ほどが経過したのですが、カレー店やラーメン店などの異業態を含め、タイで15店舗を運営しています。私自身は料理がまったくできないため、異業態のお店はフランチャイズ展開にしています。

深夜食堂の今後の夢・目標とは

ー　新たに取り組みたいことは？
私は静岡出身なので「静岡おでん」の出店を構想しています。日本人をターゲットにして、みんなが落ち着く「憩いの場」をタイに作りたいと考えています。また、飲食店の運営だけでなく、タイに出店したい方には経験を基にしたアドバイスをしたいですね。

ー　最後に深夜食堂の目標を教えてください。
出店を加速していた時期がありましたが、家族ができ、今は妻と子どもとの時間を大切にしたいと考えています。そのため、今後は既存の15店舗をブラッシュアップして底上げをしていきます。

※1タイバーツ＝約3.6円で計算

店舗情報