記者:今後のビジョンは何ですか?
7月に香港で開催されるアジア最大のスタートアップテックカンファレンス「RISE」があるのですが、そのカンファレンスで世界中の有望なスタートアップを選出するプログラムに弊社が選ばれて、出展することが決まっております。
選ばれることだけでも光栄で大きなチャンスですので、現在はそこに向けて提携国・提携医療機関の大幅な拡大を図るべく、集中してパートナーシップを広げる活動を行っております。
RISEをきっかけに事業を拡大し、医療ツーリズム専門のオンラインブッキングプラットフォームとしての立ち位置を築いていきたいと思います。
のちのちのプランとしましてはブッキングプラットフォームという性質上、比較的簡単に世界中の医療機関との提携が可能ですので、そのルートを使い、世界中のパートナー医療機関へソフトウェアを提供するソフトウェアプロバイダーの事業も計画しております。
私どもはオンラインブッキングプラットフォームとして、世界中の医療機関と提携し、世界中のあらゆる美容・医療・最先端医療を提供するために事業を行っております。
今までの医療ツーリズムや美容トラベル業界の問題点を挙げるとすれば、医療機関サイド、紹介代理店サイドの都合に合わせてプランが提供されており、旅行者・患者サイドに選択の決定権が無かったことだと思っております。
ホテル予約サイトができる前の旅行業界を思い出していただけると分かりやすいと思いますが、 旅行を希望するお客様は、旅行代理店に足を運び、旅行代理店がおすすめするホテル(旅行代理店にとって利幅の大きいホテル・提携ホテル・関係の深いホテル・融通のきくホテルなど)を一方的に提示され、旅行者に選択の決定権が無かった時代がありました。
今の医療ツーリズム業界もまったく同じ構図で、本当に旅行者・患者が求める医療・美容や行き先が提示されることはなく、全てが医療機関サイド・紹介代理店サイドの集客事情に大きく左右されています。
われわれとしてはそれを変えるべく、多種多様な選択肢を提供することに集中し、レビュー制度(導入予定)を設けるなど、ユーザー視点に立った機能を用意していきます。
おすすめプランもお客様主体で作り上げるのが正しい形だと考え、現在いろいろと検討しているところです。
記者:これからマレーシア進出を検討されている方へのアドバイスはありますか?
どのようなビジネスを展開するかによって、さまざまな視点があると思いますが、全体的に日本から進出されてくる企業さんを見ていて感じることが一つだけあります。
皆さん、マレーシアが日本より遅れた発展途上国・中進国というイメージを持っていらっしゃいます。
まだまだ日本より遅れているから、日本ではやったモノを持っていけばそこそこうまくいくだろう、という考えの方も多くいらっしゃいます。
確かにそのような一面が残ってはいますが、マレーシアに限らず、世界は想像以上に追いついてきています。
ある面を見たら、日本より進んでいることすらあります。
その点を忘れてはならないと、自戒の念も込めてアドバイスしたいと思います。
記者:ありがとうございました。
こちらのサイトでは、海外旅行保険や海外在住者が加入している外資系保険適用のメニューもあるそうです。
お住いのASEAN諸国以外の医療や日本の医療に満足されていない方は、医療ツーリズムに参加されてみてはいかがでしょうか?
※美容や日本でまだ厚生労働省の認可が下りていない最先端のがん治療などは、日本同様保険外診療となります。
■企業詳細
TRAMBELLIR Sdn Bhd
住所:H-1-3,Plaza Arcadia,No.3 Jalan Intisari Perdana,Desa Parkcity52200, Kuala Lumpur,Malaysia
電話番号:03-8408-2005
URL:https://trambellir.com
◉Registration Number: 1286513-X
Online booking website for medical tourism
※1アメリカドル=約109円で計算
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